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宅建の勉強法を調べると、「過去問は10年分を3周」「過去問を完璧にすれば受かる」といったアドバイスをよく見かけます。
私の場合、年度別の過去問は3年分を1周しただけでした。それでも、本番では38点を取って合格しています。
「10年分なんて時間がない」と感じている社会人の方に向けて、私が過去問をどう使ったのか、そして何年分・何周やればいいかの考え方を書きます。
前提:「過去問」には2種類ある
宅建の「過去問」には、使い方の違う2種類の問題集があります。
| 種類 | 中身 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| 分野別の過去問題集 | 過去の問題を、宅建業法・権利関係など分野ごとに並べ替えたもの | 知識を覚える段階。テキストを読んだ直後に、その分野を解く |
| 年度別の過去問(本試験形式) | 1年分50問を、本番と同じ順番で収録したもの | 仕上げの段階。本番と同じ2時間で解き、時間配分と実力を確かめる |
「過去問を何周」というアドバイスは、どちらの話なのかで意味が変わります。私が何周も回したのは分野別のほうで、年度別は3年分を1周だけでした。
私の過去問の使い方
分野別の過去問題集:2周
メインは、LEC「合格のトリセツ」の分野別過去問題集です。テキストを読んだら、すぐにその分野の問題を解き、間違えた問題だけテキストに戻りました。これを2周しています。
宅建は、同じ論点が形を変えて何度も出題されます。分野別に解くと、「この分野はここがよく聞かれる」というパターンが見えてきます。知識を覚えるのは、この分野別の問題集が中心でした。
年度別の過去問:3年分を1周
年度別の過去問は、直近の3年分を1回ずつ解いただけです。目的は次の2つでした。
- 50問を2時間で解く、時間配分の練習
- 分野別では気づかなかった「苦手な分野」を見つける
そのあとは、TACの「本試験をあてる TAC直前予想模試 宅建士」で本番形式の練習を重ねました。
なぜ「3年分・1周」で足りたのか
「3年分は少なすぎるのでは」と思う方もいると思います。私が足りたと考える理由は3つです。
1. 古い過去問は、法改正で答えが変わっていることがある
宅建は法改正が多い試験です。10年前の問題は、今の法律では答えが変わっているものもあります。古い年度をたくさん解くより、分野別の問題集(最新の法律に合わせて直されているもの)を回すほうが安全です。
2. 知識の定着は、分野別で済ませていた
年度別の過去問で知識を覚えようとすると、分野がばらばらに出てくるので効率が悪くなります。覚えるのは分野別、確かめるのは年度別と役割を分けたので、年度別は少なくても困りませんでした。
3. 社会人には、時間に限りがある
私の勉強時間は、夜2時間ほど、合計で200時間くらいでした。10年分を3周(30回分・約60時間)やると、それだけで勉強時間の3割近くになります。限られた時間を、分野別の周回と予想問題に回したほうが、点数につながると考えました。
何年分・何周やればいい?時間別の目安
私の経験をもとに、使える時間に応じた目安をまとめます。
| 勉強時間の目安 | 分野別の過去問題集 | 年度別の過去問 |
|---|---|---|
| 200時間前後(私と同じくらい) | 2周以上 | 直近3年分を1周 |
| 300時間以上ある | 3周以上 | 直近5年分を1〜2周 |
大事なのは、年数や周回数そのものより、「間違えた問題を、次は解ける状態にする」ことです。1周目で間違えた問題に印をつけ、2周目はそこを中心に解くだけでも、効率は大きく上がります。
過去問を解くときの3つのコツ
- 最新版の問題集を使う:法改正に対応していない古い本や中古本は避ける
- 答えを覚えず、理由を覚える:「なぜ×なのか」を説明できない問題は、正解していても印をつける
- 本番形式は時間を計る:年度別の過去問と予想問題は、必ず2時間で解く
独学で過去問を回すのが不安なら
問題集をひとりで回すのが続かない人は、スマホで過去問を解けるオンライン講座を使う手もあります。スタディングの宅建講座には、スマホで解ける問題集が付いていて、14,960円からで、無料登録で最初の講座を試せます。
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まとめ
- 「過去問」には分野別と年度別の2種類がある。役割を分けて使う
- 私は分野別の問題集を2周、年度別の過去問は直近3年分を1周で、38点を取って合格した
- 古い過去問を何年分も解くより、最新の分野別問題集を回すほうが効率がいい
- 年数や周回数より、「間違えた問題を次に解けるようにする」ことが大事
直前期の過ごし方は「宅建の直前期1〜2か月にやったこと」に書いています。

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