「AIに勉強を手伝ってもらうには、上手なプロンプト(指示文)を書かないといけない」
そう思っている人は多いかもしれません。でも、私が行政書士の勉強でClaudeに送っている指示文は、どれも1〜2行の短いものです。
この記事では、予定づくり・弱点対策・模試の答え合わせの3つの場面で、私が実際に送った指示文をそのまま紹介します。
全体像:3つの場面をClaudeと回す
| 場面 | 実際の指示文 | Claudeがやってくれること |
|---|---|---|
| 予定づくり | 実際のアプリの進み具合を考えて、スケジュールを修正してGoogleカレンダーに登録して | 残りの量から予定を組み直し、カレンダーに登録 |
| 弱点対策 | インプットの内容を一問一答のアプリにしてください。 | 講義で学んだ内容を、〇×で解ける自分用アプリにする |
| 模試の答え合わせ | 模試の答え合わせと分析をお願いします。 | 採点と、どこで点を落としたかの分析 |
予定を作り、弱点をつぶし、模試で確かめて、また予定を組み直す。この流れを、短い指示文だけで回しています。
1. 予定づくり:「進み具合を考えて、組み直して」
実際に送った指示文はこれです。
実際のアプリの進み具合を考えて、スケジュールを修正してGoogleカレンダーに登録して
ここでいう「アプリ」は、受講しているアガルートの講座アプリと、LECの問題が登録されている学習アプリ「ノウン」の2つです。この2つの進み具合を伝えたうえで、この一文を送りました。
9月の初めに進み具合を確認したときは、短答の過去問解説0%、記述の過去問解説14%、逐条講座0%でした。この数字を元に、試験日までの予定を組み直してもらい、そのままGoogleカレンダーに登録してもらっています。
私が勉強に使えるのは、夜7時半〜11時半だけです。副業もしているので、その合間をぬっての勉強です。時間が限られているからこそ、「今の進み具合で、残りをどう割り振るか」の計算と組み直しをAIに任せられるのは大きいです。
勉強の枠が始まる5分前には、スマホに「この枠でやること」の通知が届くようにしています。
- 時間割の中身:働きながら行政書士試験に挑む、1日の勉強スケジュール
- 計画を一から立てるときの頼み方:AIに勉強計画を作ってもらう頼み方
2. 弱点対策:「インプットの内容を一問一答のアプリに」
弱点対策で送った指示文はこれです。
インプットの内容を一問一答のアプリにしてください。
講義で学んだ内容を、〇×で解ける自分用の問題アプリにしてもらいました。プログラミングの知識はなくても、この一文から形になります。
今は、次のような機能を持ったアプリで勉強しています。
- 問題ごとの正答率が記録として残る
- 間違えた問題の内容と、関係する条文を自動で表示できる
記録が残るので、そのデータを元に、間違えた問題の類題をたくさん解けるようになりました。私の場合、特に行政法の抗告訴訟で間違いが多く、ここを重点的にくり返しています。
3. 夜にやる問題は、18時に自動で用意される
もう一つ、今使っている仕組みがあります。毎日18時に、その日の夜に解く問題をClaudeが自動で作り、アーティファクト(ブラウザで開ける問題ページ)にしてくれる仕組みです。
夜7時半に机に向かう頃には、もう今夜の問題ができあがっています。「今日は何を解こう」と考える時間がなく、すぐに始められるのが一番の効果です。
- 肢別問題とアプリの使い方:行政書士の肢別問題集は1日100問
4. 模試の答え合わせ:「答え合わせと分析をお願いします」
模試のあとに送った指示文はこれです。
模試の答え合わせと分析をお願いします。
この一文に、スキャンした模試の問題と、自分の解答をつけて送りました。
手作業で採点するより早く、しかも点数だけでなく、「どこで点を落としたか」まで分析が返ってきます。
この分析で分かったのは、記述式がまったく対策できていなかったことです。
そこで、すぐさま記述式を毎日やる設計に変えました。今はClaudeに記述式の問題を毎日10問作ってもらい、書いた答案をClaudeに添削してもらっています。模試の結果を予定づくりに戻して、配分を組み直した一番分かりやすい例です。
- 記述式の練習法:行政書士の記述式は毎日10問
指示文が短くても伝わる理由
実際の指示文を見ると、どれも拍子抜けするほど短いと思います。それでも伝わるのは、次の2つを先に渡しているからです。
- 材料を渡している(講座の進み具合、インプットの内容、模試の問題と解答)
- 同じ相手に、続けて相談している(試験日や使える時間を、すでに伝えてある)
AIに上手に頼むコツは、指示文を長く書くことより、判断の材料をきちんと渡すことだと感じています。
注意点:AIに任せきりにしない
- 模試の正解は、必ず公式の解答・解説で確かめる
- 法律の内容は、条文やテキストで最終確認する
- 「どの分野にどれだけ時間をかけるか」の最終判断は自分でする
AIは、計算・整理・組み直しがとても速い「勉強の相棒」です。問題を解くのは自分、という線引きは変えないようにしています。
まとめ
- 私がClaudeに送っている指示文は、どれも1〜2行
- 予定づくり:「実際のアプリの進み具合を考えて、スケジュールを修正してGoogleカレンダーに登録して」
- 弱点対策:「インプットの内容を一問一答のアプリにしてください。」
- 模試:「模試の答え合わせと分析をお願いします。」(問題と解答のスキャンをつけて)。記述式の対策不足が分かり、毎日10問の設計に変えた
- 毎日18時に、その夜の問題が自動で用意される
- コツは、指示文を長く書くことより、材料をきちんと渡すこと
働きながら、限られた時間で合格を目指す人ほど、AIに任せられる部分は任せてしまうのがおすすめです。

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